ミーレやガゲナウをビルトインした高級キッチンの仕様・デザインをリーズナブルに実現

【新型】ガゲナウ オーブン&スチームオーブンの価格や新しい機能を紹介します。

近年、ユーロキッチンズを検討していただいているお客様よりガゲナウのオーブン・スチームオーブンの依頼をいただく事が多くなってきました。(高額な機器であるほど割安感が出るのが強みです!)

これまでビルトインオーブンといえば、ほとんどミーレでしたが、ガゲナウのオーブン(特にスチームオーブン)は高額であるにもかかわらず、料理愛好家からも高い評価を受けており、今後も増えていくのではと推測しています。

2021年にガゲナウのオーブン(本記事ではドライオーブンと記載します)とスチームオーブンがともにモデルチェンジとなりましたので、本記事では新型モデルの価格や機能などについてご紹介したいと思います。

また、記事後半では、ドライオーブンとスチームオーブンで迷われている方向けに参考になるような情報を掲載しておりますので、合わせて御覧になっていただければと思います。

ガゲナウ スチームオーブン

BS 450 411/BS 451 411

品番:BS 450 411/BS 451 411
カラー:ステンレス
価格:定価1,230,000円(税別)
庫内容量:50L
※商品ページはコチラから

ガゲナウ ドライオーブン(レンジ機能無し)

BO 440 412/BO 441 412

品番:BO 440 412/BO 441 412
カラー:ステンレス
価格:定価970,000円(税別)
サイズ:幅60cm
庫内容量:76L
※商品ページはコチラから

EB 333 411

品番:EB 333 411
カラー:ステンレス
価格:定価1,940,000円(税別)
庫内容量:83L
サイズ:900mm
※商品ページはコチラから

新型スチームオーブンでは何が変わったのか?新しい機能は?

ドライオーブンの方は、あまり大きな変更は無いような感じがしますが、30万円以上の大幅な値上げがあったスチームオーブンは大きな変化がありましたのでご紹介します。

(1)庫内容量が43Lから50Lに増加

今回のモデルチェンジで最大の変更点ではないかと思いますが、機器の大きさが変わらないのに、庫内容量が約30%も大きくなりました。なぜ、このような事が可能になったかというと、前モデルまでは脇にあったウォータータンクが下部になったからです。

ガゲナウのドライオーブンとスチームオーブンを納品する予定のお施主様がガゲナウ東京ショールームで撮影してくれた画像がありますので、ご覧になっていただけますでしょうか?

まずは、前モデルの画像です。右吊元なので、タンクは左側に設置されています。

次は新型スチームオーブンの画像です。

見ていただいて分かりますでしょうか?ウォータータンクが下部についたことで、横幅がドライオーブンと同じくらいに広がりました。結果として、庫内容量が43Lから50Lに大きくなっています。さらにトレイが広くなったので、使いやすくなっているとの事でした。

ただし、注意しなければいけない点としては、高さが低くなっていますので、前モデルが4段ラックだったのが、3段ラックになっています。

(2)お手入れが簡単になった

スチームオーブンのお手入れとしては、使用後に残っている水滴は毎回拭く事がお勧めされていますが、排水タンクが庫内下部に追加されたことで調理後の排水が容易になり、水滴の処理が簡単になったそうです。

庫内もフラットになり、サイドラックも取り外しできますので、庫内の掃除がよりしやすくなっています。

また、自動洗浄プログラムも用意されています。庫内の頑固な汚れを取り除き、新品の輝きを取り戻します。もちろん乾燥も行い、お手入れが圧倒的に楽になります。(別売りのクリーニングカートリッジもあります)

(3)ミートセンサーが3点になってより正確になった

ローストしている食材の内部温度を正確に測定してくれるミートセンサーはこれまでも付いていましたが、新モデルではミートセンサーの測定ポイントが3ヶ所に増えました。この結果、調理開始時の予測時間と実際の調理時間の誤差は数分程度になり、より正確に使いやすくなっているとの事です。

(4)真空調理など調理モードが増えた

グリル+熱風循環、グリル+スチーム、スーヴィークッキング(真空パック調理)などに対応できるようになりました。特に真空パック調理は、食材の風味やうま味、栄養を逃さずに調理することができ、今後、需要が増えていきそうな調理方法なので、魅力的だと思います。

以上の4点が、新型スチームオーブンの主な変更点になります。

このように列挙してみると30万円超の差額分の価値はあるのではないかと考えてしまいますが、価格が価格なので悩ましいところですね。(ユーロキッチンズの場合は値引きがありますので差額はもっと少なくなります。)

スチームオーブンとドライオーブンのどちらを選べばよいのか?

一番良いのは、ドライオーブンとスチームオーブンを両方ともビルトイン出来ることですが、もし、どちらかを選ばなければいけなくなった場合に、どちらを選ぶべきか?どのような判断基準で考えれば良いのか?について、簡単にご説明したいと思います。

私はスチームオーブン推しなので、少しスチームオーブン寄りの意見になってしまうと思いますが、参考にしていただければと思います。

ちなみにユーロキッチンズのお客様の場合、両方入れられる方もいらっしゃいますし、まずはスチームオーブンだけを導入し、将来、ドライオーブンを簡単に導入できるように準備しておくケースもあります。(準備というのは、キャビネット寸法をオーブン寸法に合わせたり、電源を事前に用意しておくなどです。)

価格

まず、価格差ですが260,000円(税別)スチームオーブンの方が高額になります。ユーロキッチンズの場合は値引きがありますので、もっと少なくなりますが、なかなかの差額になりますね。

容量

スチームオーブンが50Lで、ドライオーブンは76Lとなります。横幅はほぼ同じなので、単純に高さの違いになり、ラックの数が3段と4段と違います。

ターキーなど大きな素材を使用する場合や料理教室などを運営されており、ラックの段数が多い場合はドライオーブンが良いと思いますが、一般家庭で使用する場合は50Lのスチームオーブンでも十分な容量があると思います。

こちらがドライオーブンの画像です。

スチームオーブンの画像です。スチームオーブンの下にはドライオーブンが設置されています。機器自体の高さがスチームオーブンが45cmに対して、ドライオーブンが60cmと違います。この違いはキッチンのレイアウトやデザインに若干、影響する事があります。

余談ですが、オーブンを上下に並べる場合は、スチームオーブンを上に設置し、設置する高さもスチームオーブンが使いやすい高さに設定する事が多いです。(つまり、スチームオーブンを優先している事になります。)

最大温度

ガゲナウオーブンは高精度温度調節が可能ですが、それぞれ最大温度が違います。ドライオーブンは30度から最大温度300度まで、対してスチームオーブンは同じく30度から最大温度230度までの設定になります。

ですので、ピザなどの高温が必要な料理をされる場合は、ドライオーブンを選んだほうが良いです。

普段使いのしやすさ

以前にどちらのオーブンも使っている方に伺った話ですが、日常的に使いやすいのはスチームオーブンだという事でした。以下の特徴が理由なのではないかとおもいます。

(1)立ち上がりが早く、調理時間が短い

調理温度が100度以下であれば、予熱が必要ありませんので、素早く調理に取り掛かれます。また、加熱された水蒸気(加熱水蒸気)の熱伝導率は加熱された乾燥空気の約2倍となるので、調理している食品のすみずみまで熱を素早く伝え調理時間を短くしてくれます。

(2)使い勝手の良い調理モードが多い

ガゲナウのスチームオーブンはスチームクッカーとオーブンの長所を一つにして、プロの調理技術を家庭でも使えるようにした調理機器ですが、日常でも使い勝手の良い調理モードがたくさん用意されています。

温め直しモード:スチームオーブンの庫内に充満する無圧水蒸気でお料理を温め直します。湿度があるのでお料理が乾燥せず、作り立ての美味しさがよみがえります。電子レンジは不要ですね!

パン生地発酵モード:30℃から50℃の温度帯で庫内をパン生地の発酵に最適な状態にできます。ドライオーブンとは違い、温風と水蒸気により生地の表面が乾燥しません。

低温調理モード:70度から90度の温度帯で表面に焦げ目をつけた塊の肉を美味しいにおいが漂うまで、ゆっくり穏やかにローストできます。

庫内の素材

商品の優劣に関わる部分ではありませんが、大きな違いですので、ご紹介させていただきます。

ドライオーブンの内側は、全面にガゲナウブルーと言われる青いホーロー素材で出来ています。ガゲナウのホーロー素材では、圧倒的に保温性能や温度管理のレベルが高く、均一に温度ムラがなく焼き上げることが可能になります。

対してスチームオーブンの庫内はホーロー素材ではなく、スチームを扱うためステンレス仕上げとなっています。スチームを使用するので、ホーローでは温度差で割れてしまうからだそうです。

メンテナンス方法はホーローとほとんど同じですが、スチームの水滴はだけは毎回拭いた方が良いとのことです。継ぎ目がないため汚れを落としやすく、簡単にお手入れをすることができるようです。

以上、ガゲナウのドライオーブンとスチームオーブンの新型モデルについて、ご紹介させていただきました。価格は高いですが、とても魅力的な機器ですので、ぜひ、オーダーキッチンへのビルトインを検討していただきたいと考えております。

 
 
 

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